#106 GRIS「うつくしいパズル」編【ゲームで勉強したいんです。】

美しさが極まった良質なアクションパズルゲームです。

 どうもこんにちは! 時間がないのでまた短そうなインディーゲーに手を出した咲村です。今回は「GRIS」を紹介したいと思います。こちらはSteam版・Switch版・PS4版がありますが、咲村はSteam版でのプレイです。発売当初から各所で絶賛されていたので、期待して情報は極力見ないようにしていました(笑)。というわけで、相変わらずどういうゲームかわからない状態でプレイしております。人生行き当たりばったり!

ストーリーのオチなどのネタバレはありませんが、スクリーンショット自体にネタバレ要素が含まれる場合もありますのでご注意ください。

とにかく美しいグラフィックが素晴らしい

 まずはいつもどおりタイトル画面から見ていきましょう。

タイトル画面

シンプルだけどすでに美しいぞ…!?

 毎回シンプルだなって言っている気がするので、もしかしたら派手なタイトル画面のほうが珍しいのでは?とゲー勉100回を越えてから思いはじめました(笑)。めちゃくちゃ文字が薄いですが、円の上部には一応「終了」の選択肢もあります。最初に選べる設定画面はないみたいですね。

 ゲームが始まると、オープニングムービーが流れます。

OP
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 内容的には、歌えなくなった少女の心象風景を描いたものらしく、このあと深く深く落下していきます。それだけ絶望しているという表現なのかもしれませんね。
OP

落下中にクレジットが入るおしゃれ演出も。カメラ引きすぎて主人公が米粒レベルに(笑)

 落下した主人公――この子の名前がGRIS(グリス)というみたいなんですが、彼女が辿り着いたのは色のないモノクロの世界でした。

冒頭

なにもない世界にぽつんといる感じ

さきむら
ん? あれ? もう動かせるの??
 操作説明がなにも出なかったので気づきませんでしたが、ここから動かせるようです。といっても、左スティックでの移動と、座る(転ぶ?)動作しかできません。移動は左右だけなので、ここでやっと2Dゲーであることを理解しました。まあこのイラストチックなグラフィックで3Dだったら逆に怖い気もしますが(笑)。
設定

操作方法を探したら

設定

ありました!

設定

どーーーん!!

さきむら
・・・・・・は?
 この時点では、見てのとおりなんの表示もなかったのでそういうものかと思ったのですが(笑)、実はこの直後にもっとちゃんと動かせるようになったので、そのあとで見ればなにかしら出ていたのかもしれません(ノ∀`*) プレイ中はそこまで気が回らなかったというか、思いつきませんでした! とりあえずフィーリングで動かしていくことに。
冒頭

走れるようになってました

冒頭

いろんなものを乗り越えて進む

 最初にできなかったのでやっぱり気づかなかったのですが、この時点ではジャンプもできるようになっています。むしろ座るボタンがなくなり、歌いたいけど歌えないボタンに変わっていました。全然説明がないので、最初はちょっとわかりにくいかもしれませんね。進む方向だけは、初期状態で右を向いていたのでわかりやすかったです。
冒頭

しばらく進んでいくと

冒頭

キーアイテムっぽい光が!

冒頭

なんか取りました

 この光を集めていくゲームなのかな?
さきむら
風ノ旅ビト+Flood of Light?
 この時点での咲村の印象はこんな感じでした。2Dの旅ビト感は最後までありましたね。そもそもGRISの格好も似てますし!(笑) 美しいグラフィックとマッチした音楽、再生までの道のりなど共通点も多いので、旅ビト好きな人は気に入るのではないかと思います。

 光を取ったあと、さらに右に進んでもうひとつ光を取ったのですが、途中で進めない場面が出てきました。
冒頭
 ここ、よーく見ると間に薄い丸が3つ見えるんですよね……すごくわかりづらいですが。それを見てやっと、もうひとつ光が必要だということがわかります。確かに、道中で気になるものはあったんですよ。

冒頭

建物の向こう側に光の渦みたいなものがある…

 もしかしてこれが関係あるのかな?と思って取りに行ったのですが、結論からいうと関係ありませんでした(笑)。
さきむら
どうやら収集要素のようです!
 この手の「なにも説明しないゲーム」でいちばん困るのが、収集要素と先に進むために必要な要素の区別がつかないことだったりします。あれを取れば先に進めるんだな!と思って頑張った結果なにも変化がないのって、地味にダメージが大きいんですよ(笑)。なので、ゲーム中では説明しなくてもいいので、たとえば実績で最初の1個を取ったときに「収集開始!」とか「やりこみ開始!」みたいなのを出してくれればありがたいですね。わがままです。
冒頭

ちなみに最後の1つは高い位置にありました

 あそこにどうやって行くのか?を考えてルートを探すゲームなんですね。あれだ、見えてる宝箱にどうやって辿り着くかを考える感じに近いです。
冒頭

光を3つ取った状態で近づくと、無事開通!

 光を繋ぐ線が星座っぽいのですが、この上を歩くといい音がするのが好きでした。細かいところが凝ってるなぁと思います。そしてこの先で、またイベントシーンがありました。
冒頭

石像?の手のひらに乗ると

冒頭

GRISがうずくまって…

冒頭

世界が

冒頭

赤く

冒頭

塗りかわる!

 ここの演出が本当に水彩で塗りかえたような感じで、とてもきれいでした。淡い色使いなのは、これをやりたかったからなんだろうな~。

 このあとは赤も追加された世界をまた右に進んでいき、遺跡?のような場所に来ると空に星座が浮かびます。

冒頭
冒頭
冒頭

さっき入手した3つの光なんでしょうね

 ゲームを進めていくとわかるのですが、この遺跡がかなり重要な場所で、決められたルートをクリアするたびにここに戻ってくることになります。というか、気がつくと戻ってきています(笑)。遺跡の見た目がゲーム進行によって変わっていく?のでわかりづらいですが、星座の位置から考えると多分同じ場所……なんですよね。(違っていたらすみません)

 なので、流れを簡単に書くと、ルート(基本的に1本道)を見つけて進んで、謎を解きながら必要な数の光を集める→遺跡に戻って星座を浮かべる、といった感じです。すごくシンプル。最初なにをするゲームなのかわからずに始めましたが、これくらいシンプルだと説明がなくてもとりあえず理解できました。全体的にデザインが素晴らしいですね。

シンプルで手間のいらないパズルがすごい

 一応パズルゲー好きを自負している咲村は、これまでいろんなパズルゲーをやってきましたが、今までプレイした中でダントツにプレイしやすいパズルだったので、普段このジャンルをやらない人にもおすすめできるな、と思いました。その理由を書いていきますね。

 まず第一に、GRISにできることが少ないということ。これ、一見するとマイナス要素に思えますが、実は逆なんです。できることが少ないからこそ、「詰まった場面でどうすればいいのか」を考えやすくなります。

 序盤のGRISは、走ることとジャンプすることしかできません。つまり、絶対にジャンプだけで行ける場所に光があるということです。それって、無駄にいろんな行動を試す必要がないということなんですよね。ジャンプで乗れそうな場所を探す、というシンプルな目的をプレイヤーに与えることができているのは、何気にすごいことなんじゃないかと思いました。

 ゲームが進むと、GRISは少しずつ能力を取得していきますが、その数も全部で4つだけ。しかも1つはかなり終盤に覚えるので、道中で使うのは4つのうち3つです。

さきむら
それだけ聞くと、別に珍しくないじゃんって思うでしょ?
 ここで重要なのは、GRISには物を持って移動したり、置いてある物を動かしたり、スイッチを押したりする力さえないということ。これすごくないですか? 2Dパズルゲーで物を動かせないゲームって出会ったことがないような……大抵のゲームは、木箱を動かして足場にしたり、スイッチを押してドアを開けたりしますよね? でもそういうのがないんです。
さきむら
自分の身ひとつで勝負するGRISがマジGRIS
 そんなに要素が制限されているのにちゃんと面白く頭を使わせてくれるし、あらゆることがその場で(自分の能力とその場にあるものだけで)解決できるので、ひとつの謎を解くためにあっちこっち行かされることもなく、この謎は今の段階で解ける(ヒント、あるいはアイテムが揃っている)ものなの?と悩む必要もない。「GRISが今できることで解決できる」とわかっている状態がこんなにもストレスフリーだとは!(笑)

 じゃあGRISはどんな能力を使えるようになるかというと、ひとつは石のように重くなる能力です。

さきむら
なんで!?
 最初見たときは、ガチで戸惑いました(笑)。あれですか、鋼のように硬い意志的なものを表現しているんですかね。
石化

能力を得ると使用法が表示される

石化

スカート?が四角くなるよ

 特定のボタンを押しているあいだ、こんな感じで四角く重くなるので、強風を耐えたり、ジャンプからの石化で脆い床を壊せたりします。あとこの状態でもゆっくり歩けるのですが、そのモーションがなんかかわいいです(笑)。

 そしてもうひとつは、2段ジャンプ。

2段ジャンプ

この表示がまぎらわしい

2段ジャンプ

この段差が越えられるように!

 実はこの能力を得る直前に、なんだかわからないけど超ジャンプしたので、咲村はてっきりその能力を得たんだと思って、表示されたボタンを何度長押ししても発動しませんでした…(笑)。しばらくその場で試したところ、覚えたのは超ジャンプじゃなくて2段ジャンプで、ボタンは2回目のときに長押しする、ということをやっと理解しました。ここはほんとわかりづらかったですね。
 
赤い蝶

超ジャンプは赤い蝶のおかげだったみたいです、蝶だけに!

 この赤い蝶は、後半のルートでめちゃくちゃお世話になります。詰まったら、どこかに赤い蝶が隠れていないか探せ!って感じです(笑)。たまにカメラがかなり引くことがあって、GRISも背景も小さくなってしまうので、蝶を探すのが大変なこともあるんですよ。小さい画面だと特に見づらいかもしれません。Switchでのプレイではちゃんと見えるのかな?とちょっと心配になりました。

 最後の能力はプレイしてのお楽しみにしておくことにして、終盤まではこの「ジャンプ」「石化」「2段ジャンプ」あとは「泳ぐ」能力だけですべての謎を突破していくことになります。そのため、人によっては簡単と思うかもしれません。が、咲村的には非常にちょうどよい感じでした。パズルゲームって、難しい=面白いじゃないと思うんですよ。解き味が面白いかどうかで言うと、GRISは間違いなく面白かったです。

さきむら
行ったり来たりの手間がないのも好き!
 あと、マップはかなり広いのですが、デザインで自然に誘導できていて、本当にうまいなと思います。能力を手に入れるたびに行ける場所が増え、世界が広がっていくので、久々にマップ全体を繋げて見たい!と思うゲームでした。かなり複雑に入り組んでいて絶対見応えがあると思うんですよ(笑)。

この手のパズルゲー初心者にもおすすめできる1本!

 他に書いておきたいことと言えば、バトル要素やゲームオーバーがないことですね。そのためじっくりとパズルに向きあうことができます。敵がまったくいないわけではないですし、この手のゲームおなじみの敵に追いかけられる要素(笑)はあるのですが、逃げている最中に難しいアクションを求められることは一切なく、それでいてちゃんと緊張感はあっていい感じに仕上がっています。このセンスは本当にすごいです。

 ただ、それ以外の部分で思った以上にアクション要素が強いというか、ジャンプアクションを求められるシーンがかなりありました。なので、ジャンプが苦手な人はちょっとキツいかもしれません。全体的に操作性は悪くないのですが、水中からのジャンプ→赤い蝶で超ジャンプとか、なかなかテクニックが必要なシーンもあり、咲村によくある「あまりにもできないからやりかたが間違っているのかと思って攻略法を確認したら合っていた(自分が下手すぎるだけだった)」パターンもやっぱりあって(笑)。アクション下手な人は根気よく頑張りましょう!(ノ∀`*)

 あと一応気になった部分も書いておくと、通れる部分と通れない部分、上に乗れる部分と乗れない部分、壊せるものと壊せないものの違いがわかりづらいところかな。わざとそうしている感じがなくもないのですが、どれも試してみないとわからないのはちょっとストレスかなぁと。試すのが面白いんだよ!という人なら全然気にならないと思います。

 そうそう、やりこみ要素がかなり充実しているみたいなので、探索好きな人にもおすすめですよ!

 では最後に、個人的にお気に入りのシーンを貼って終わりたいと思います。ゲーム内のどこを切り取ってもアートになるところも旅ビトみたいですね。

風景
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 さて、来週はまた別のゲームを紹介したいと思います。お楽しみに!

さきむら
それではまた来週に~

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GRIS

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