#119 ナイト・イン・ザ・ウッズ「リアルなココロ」編【ゲームで勉強したいんです。】

起きて、話して、寝るアドベンチャーゲームです。

 どうもこんにちは! 先週は何もなかったかのように始める咲村です。今回は「ナイト・イン・ザ・ウッズ(Night in the Woods)」を紹介したいと思います。「The Gardens Between」もそうでしたが、海外ではおしゃれだけど内容がわかりづらい映画みたいなタイトルつけるの多いですね(笑)。もちろんプレイすると意味はわかるんですけど。こちらのゲームはSwitch版とPS4版、PC版があるようです。Xbox One日本語版は現在公開時期未定とのこと。咲村はSwitch版でプレイしました。

ストーリーのオチなどのネタバレはありませんが、スクリーンショット自体にネタバレ要素が含まれる場合もありますのでご注意ください。

見た目は普通のアドベンチャー…だけど!?

 最初に言っておくと、このゲームはシステムを説明するのは簡単なんですけど、どこがいいのかを説明するのは非常に難しいゲームかもしれません。

さきむら
正直、宇宙人にはピンとこない部分もあったよ
 ただ、プレイ後にいろいろと考察を見てみたところ、すごく刺さっている人もたくさんいて、なるほどと思う部分もあったので、自分なりに整理しつつ紹介してみたいと思いました。結果的にあまり伝わらないかもしれませんが、わりと安価なソフトですので、気になったらぜひプレイしてみてください。アドベンチャーゲームではありますが、プレイ動画で済ますにはもったいないタイトルであることは確かです。なにしろ、大事なのはプレイヤー自身が選択した行動ですから。

 では早速いつもどおりタイトル画面から。

タイトル画面

これ以上ないくらいタイトルを表現したタイトル画面ですね(笑)

 右下に小さくメニューがあるので、そちらを確認してみましょう。
オプション

こだわりが見えてイイ!

エクストラ

これはなんだ???

 「Extras」の方は、開いてみても内容がよくわからなかったのでスルーしました。クリア後に確認してみたら、いちばん上のやつは本編を配布する前に配っていたお試しプレイ用のゲームだったようなので、プレイ前に軽く遊んでも問題ないものと思います。他は未確認です! 自己責任でご覧ください。

 ゲームをスタートすると、最初にナレーションみたいなのが入ります。

冒頭

ちょっと待って、字が小さすぎない!?

 オプション画面を見ただけで、ローカライズの出来についての心配はしていませんでしたが、この字の小ささはさすがに引きました(笑)。でもご安心ください。こういった文字は最初だけで、他の文字はわりと読みやすかったです。フォントもかわいかったですしね。

 あと、1行目と2行目の違いを見てほしいんですけど、この2行目は実は選択肢になっています。最初それに気づかず完全にスルーしました(笑)。しばらく進むともう1回選択肢が出てきて、そこで気づいた感じです。「◀ ▶」で囲まれている部分は選択できる部分と把握しておくと、本編でも困らないと思います。

冒頭
冒頭
冒頭
冒頭
 選択によって、続く文章が変わるんだろうなと思いますが、ストーリーに影響するのかはちょっとよくわかりません。このゲームに出てくる選択肢は、ほとんどそんな感じです(笑)。正解というものは特にないので、プレイヤーの選択そのものが重要になってくるわけですね。
冒頭
冒頭
 冒頭のナレーション?が終わると、主人公のメイが電車で地元のポッサム・スプリングに帰ってくるところから話が始まります。夜に着いて、誰も迎えに来ていないことにちょっと愚痴っていますね。ここで操作のチュートリアルが出なかったので、とりあえず自分で確認してみました。
冒頭

なんか真っ白なノートが…

 ここに出来事が書きこまれていくのでしょうか? 最初は意味がわかりませんが、このノートが存在することも、メイがそれに書きこんでいくことも、きちんと理由付けされていたことが宇宙人的には非常にポイント高かったです(笑)。システムがしっかりと内容に組み込まれているとテンションあがりますよね!
冒頭

調べられる部分にはアイコンが出る

冒頭

アイコンが出ている限り違うコメントが聞ける

 調べたり触ったりできる場所にはちゃんとアイコンが出るのもいいですし、それについてのメイのコメントは毎回変わり、変わらなくなるとアイコンが消える、というのもすごく親切だと思います。ざっと確認したところ、ログ機能はないみたいなので、うっかり連打してコメントを飛ばさないように気をつける必要はありますが。

 あと、このアイコンは対象物に結構近づかないと出ません。それは一見デメリットのように思えますが、このゲームの仕様からすると正解だと感じました。ある程度動きまわることが重要なゲームですので。
冒頭
 駅から出ようとしたメイでしたが、出入り口に人がいて通れません。どうやら工事をしているようです。

冒頭

ここで選択肢が登場

冒頭

吹き出し下部の●で選択肢の数がわかる

 このゲーム、チュートリアルはないと最初に書きましたが、家に辿り着くまでの道のりでプレイヤーに一通りの経験をさせてくれます。そこはすごく考えられているなと思いました。
冒頭

コーラをとってこいと言われて…

冒頭

本編でもたびたび出てくる

冒頭

メイの手を動かすミニゲーム

 無事に駅から出ることができたメイは、夜道をひとりで歩いて帰ります。最初はプレイヤーも勝手がわからないので、操作に少し戸惑いますが、家に着く頃にはある程度慣れている……のではないかと思います。
冒頭
冒頭
冒頭
冒頭

若干ジャンプアクションも(笑)

冒頭

高いところに登ったりします

 メイが何かアクションをすると、ノートに書きこまれる音と、右下のアイコンが出ます。その場で確認すると、新しく増えたページを直接見ることができます。
冒頭
冒頭

そして最後は警察のおばちゃんに見つかる(笑)

 このゲームは、登場人物がみんなネコっぽい見た目のため、キャラの性別や年齢は非常にわかりづらいものとなっています。が、これもプレイすれば意図的なものなんだろうなと感じました。
さきむら
人間だと生々しすぎたんだろうなぁ
 さて、無事家に辿り着くとお父さんがいました。
冒頭

お父さんはメイが帰る日を間違えていたっぽい

 夜なのでこの日のメイはそのまま眠りにつきます。
冒頭

メイの1日はとても自由

 起きてまず部屋の中を調べた咲村、左にあった楽器(ベース?)が気になって調べてみました。そしたらなんと――

1日目

なにか選ばされて

1日目

急に音ゲーが始まった!(笑)

 前回もありましたね、急な音ゲー(笑)。しかし今回はすべて右側のボタンを使うため、非常にやりづらかったです。ボタンが左右に割り振ってあったらよかったんですけどね。ただ、結果的にはここで1回練習できたのはよかったです。あとでまた出てくるので!

 ちなみにこのゲーム、ミニゲーム全般が選択肢と一緒で別に成功しなくても問題なく進む感じなのですが、メイが書いているノートの内容は変わります。なので、いろんな記入を見たい場合はいろんな結果を狙うといいかもですね。

 練習を終えて1階に行くと、今度はお母さんがいました。どうやら出現タイミングが夜父、朝母と決まっているみたいで、両親に話しかけるかどうかでも先の展開がちょっとだけ変わるみたいです。

1日目
1日目
1日目
 家族仲はそれほど悪くなさそうなんですが、大学を中退して帰ってきてしまったメイに対して、心配している様子が窺えます。でも、メイが抱える事情はしばらく出てこないので、プレイヤーも内情をわからないままメイを操作することになります。
1日目

メイのイラストだとこんな感じ

 これからメイはこの生まれ育った田舎町ポッサム・スプリングで暮らすことになるわけですが、特に仕事を探すわけでもなく、しばらくはモラトリアムを謳歌するつもりのようです。プレイヤーはそんなメイがどんなふうに生活するかを選択することができます。
1日目

家を出ると1章のスタート

1日目

誰に話しかけて

1日目

どう答えるかで

1日目

メイへの反応が変わっていく

 さて、ここまでの説明で薄々気づいた人もいるかもしれませんが、このゲームですることは基本的にコレだけです。つまり、起きて、人に話しかけて、たまにミニゲームして、寝る、の繰り返し。なので、キャラを移動させるのが面倒くさいとか、RPGで村人全員に話しかけるのが苦手とか、そういったタイプの人にはそもそも向いていません。町自体はそこまで広いわけではないですが、毎日結構な距離を移動させられます。また、頻繁に挟まれるロードもわりと長めです。
さきむら
ある程度気の長い人間じゃないと途中でくじけそう感
 ですが、町にいる人たちと丁寧に交流を続けていけたら起きるイベントがあったり、ノートの内容を変わったりするので、そういう細かい変化を楽しめる人なら向いていると思います。もちろんメインストーリーもちゃんとあるのですが、種明かしに向けて話が動きはじめるのが結構終盤なので、それまでのあいだに脱落する人が少なからずいそうなのが惜しいところなんですよね…。とはいえ、こればっかりは好みの問題ですので、メイのちょっと変わった日常を演出したい人はぜひプレイしてみてください(笑)。

 ところで、メイには特に仲のいい友人が3人いまして、その3人が物語の中でも重要な鍵を握っています。

1日目

すごい冗談が飛び交う

1日目

グレッグはほんといいやつ!

 このグレッグは、メイがポッサム・スプリングに帰ってきたことを誰よりも素直に喜んでくれて、照れ隠しに酷い言葉を投げかけてくるものの、本当に仲がいいんだなぁというのがすごく伝わってくるキャラです。
1日目

バンドの練習も誘ってくれる

1日目

練習場には勝手に移動します

練習

練習はもちろんコレです!

 残りの2人は、このスクショにいるビー(左上)とアンガス(右上)。特にビーはメイにとって掛け替えのない同性の親友ですが、結構クールなキャラで、グレッグみたいに本心を簡単に見せてくれません。そしてアンガスはメイの友人というよりも、グレッグの恋人と言った方が立場がわかりやすいかも。でも本当に穏やかで優しい人物で、メイのおかしくなったPC(原因はエロ動画の見過ぎらしい笑)を何も言わずに直してくれます。
1日目

ヤバい動画はほどほどに…

1日目

アンガスのおかげできれいに!

 そしてこの3人の友人もそれぞれに悩みを抱えており、会話やイベントによって距離を縮めることで初めてそれが明らかになる、といった具合です。しかも、日付の経過があるため、すべてのキャラのイベントを同時に追えない仕様になっており、全員の悩みを見るためには周回プレイが必須だったりします。(とはいえ、個人的には興味のあるキャラだけ見ればいいと思いますが)

 もちろんこの3人だけでなく、町にはいろんな悩みを抱えた人が溢れていて、それは必ずしもメイが答えを出せるようなものではありません。それでも日々は進んでいくし、誰かは答えを出して動き出す。そうして少しずつ町の様子が変わっていく……これはそんなゲームです。

さきむら
うーん、面白さを伝えるのが本当に難しい
 ローカライズはほぼ完璧で、登場人物たちの回りくどい会話や、いい意味での言葉のドッジボールは本当にすごいなと思います。常人には真似できない感覚なので(笑)、ぜひ多くの人に触れてほしいです。
1日目
1日目
1日目
 自分でもどうにもできないココロを抱えたメイは、果たして成長するのかしないのか? それを決めるのは、プレイヤーなのかもしれません。

ミニゲームもいろいろあるよ

 任意のタイミングでプレイできるのは、メイのPCから遊べるデーモンタワーくらいかな? 結構ちゃんとしたアクションゲームで、進めておくとこれを一緒に遊んでいたとあるキャラから何かしらあるみたいです。咲村は難しくてクリアできず!

デーモンタワー

オープニングもある

デーモンタワー

絶対読めない題字

デーモンタワー

フロアクリア型みたいです

デーモンタワー

Hyper Light Drifterみたいなやつ

 あとは、咲村はグレッグルートに行かなかったので詳しくはわからないのですが、多くのミニゲームはグレッグが発案らしいので、グレッグルートに行くといろんなバリエーションが遊べるっぽいですね。ミニゲームを楽しみたい人はグレッグに張りついてみてください(笑)。
ミニゲーム

グレッグの口に入れる

ミニゲーム

蛍光灯を割る

 いろんなテーマを内包しているゲームだけに、遊んだあとに考察を見るのもまた楽しいと思います。あるいは、自分なりの考察をまとめるのもいいですね。もし書いたらぜひ宇宙までご一報ください! 飛んで見に行きます(ノ∀`*)

 それでは最後に好きなシーンを貼って終わります。

好きなシーン

座れるだけで何もないけどイイ

好きなシーン

4人揃うと怖いものナシ!

 さて、来週は別のゲームを紹介したいと思います。お楽しみに!

さきむら
それではまた来週に~

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