起きて、話して、寝るアドベンチャーゲームです。
どうもこんにちは! 先週は何もなかったかのように始める咲村です。今回は「ナイト・イン・ザ・ウッズ(Night in the Woods)」を紹介したいと思います。「The Gardens Between」もそうでしたが、海外ではおしゃれだけど内容がわかりづらい映画みたいなタイトルつけるの多いですね(笑)。もちろんプレイすると意味はわかるんですけど。こちらのゲームはSwitch版とPS4版、PC版があるようです。Xbox One日本語版は現在公開時期未定とのこと。咲村はSwitch版でプレイしました。
見た目は普通のアドベンチャー…だけど!?
最初に言っておくと、このゲームはシステムを説明するのは簡単なんですけど、どこがいいのかを説明するのは非常に難しいゲームかもしれません。

では早速いつもどおりタイトル画面から。
「Extras」の方は、開いてみても内容がよくわからなかったのでスルーしました。クリア後に確認してみたら、いちばん上のやつは本編を配布する前に配っていたお試しプレイ用のゲームだったようなので、プレイ前に軽く遊んでも問題ないものと思います。他は未確認です! 自己責任でご覧ください。
ゲームをスタートすると、最初にナレーションみたいなのが入ります。
あと、1行目と2行目の違いを見てほしいんですけど、この2行目は実は選択肢になっています。最初それに気づかず完全にスルーしました(笑)。しばらく進むともう1回選択肢が出てきて、そこで気づいた感じです。「◀ ▶」で囲まれている部分は選択できる部分と把握しておくと、本編でも困らないと思います。
冒頭のナレーション?が終わると、主人公のメイが電車で地元のポッサム・スプリングに帰ってくるところから話が始まります。夜に着いて、誰も迎えに来ていないことにちょっと愚痴っていますね。ここで操作のチュートリアルが出なかったので、とりあえず自分で確認してみました。
ここに出来事が書きこまれていくのでしょうか? 最初は意味がわかりませんが、このノートが存在することも、メイがそれに書きこんでいくことも、きちんと理由付けされていたことが宇宙人的には非常にポイント高かったです(笑)。システムがしっかりと内容に組み込まれているとテンションあがりますよね!
調べたり触ったりできる場所にはちゃんとアイコンが出るのもいいですし、それについてのメイのコメントは毎回変わり、変わらなくなるとアイコンが消える、というのもすごく親切だと思います。ざっと確認したところ、ログ機能はないみたいなので、うっかり連打してコメントを飛ばさないように気をつける必要はありますが。
あと、このアイコンは対象物に結構近づかないと出ません。それは一見デメリットのように思えますが、このゲームの仕様からすると正解だと感じました。ある程度動きまわることが重要なゲームですので。
駅から出ようとしたメイでしたが、出入り口に人がいて通れません。どうやら工事をしているようです。
無事に駅から出ることができたメイは、夜道をひとりで歩いて帰ります。最初はプレイヤーも勝手がわからないので、操作に少し戸惑いますが、家に着く頃にはある程度慣れている……のではないかと思います。
メイが何かアクションをすると、ノートに書きこまれる音と、右下のアイコンが出ます。その場で確認すると、新しく増えたページを直接見ることができます。

このゲームは、登場人物がみんなネコっぽい見た目のため、キャラの性別や年齢は非常にわかりづらいものとなっています。が、これもプレイすれば意図的なものなんだろうなと感じました。

夜なのでこの日のメイはそのまま眠りにつきます。

メイの1日はとても自由
起きてまず部屋の中を調べた咲村、左にあった楽器(ベース?)が気になって調べてみました。そしたらなんと――
ちなみにこのゲーム、ミニゲーム全般が選択肢と一緒で別に成功しなくても問題なく進む感じなのですが、メイが書いているノートの内容は変わります。なので、いろんな記入を見たい場合はいろんな結果を狙うといいかもですね。
練習を終えて1階に行くと、今度はお母さんがいました。どうやら出現タイミングが夜父、朝母と決まっているみたいで、両親に話しかけるかどうかでも先の展開がちょっとだけ変わるみたいです。
これからメイはこの生まれ育った田舎町ポッサム・スプリングで暮らすことになるわけですが、特に仕事を探すわけでもなく、しばらくはモラトリアムを謳歌するつもりのようです。プレイヤーはそんなメイがどんなふうに生活するかを選択することができます。
さて、ここまでの説明で薄々気づいた人もいるかもしれませんが、このゲームですることは基本的にコレだけです。つまり、起きて、人に話しかけて、たまにミニゲームして、寝る、の繰り返し。なので、キャラを移動させるのが面倒くさいとか、RPGで村人全員に話しかけるのが苦手とか、そういったタイプの人にはそもそも向いていません。町自体はそこまで広いわけではないですが、毎日結構な距離を移動させられます。また、頻繁に挟まれるロードもわりと長めです。

ところで、メイには特に仲のいい友人が3人いまして、その3人が物語の中でも重要な鍵を握っています。
残りの2人は、このスクショにいるビー(左上)とアンガス(右上)。特にビーはメイにとって掛け替えのない同性の親友ですが、結構クールなキャラで、グレッグみたいに本心を簡単に見せてくれません。そしてアンガスはメイの友人というよりも、グレッグの恋人と言った方が立場がわかりやすいかも。でも本当に穏やかで優しい人物で、メイのおかしくなったPC(原因はエロ動画の見過ぎらしい笑)を何も言わずに直してくれます。
そしてこの3人の友人もそれぞれに悩みを抱えており、会話やイベントによって距離を縮めることで初めてそれが明らかになる、といった具合です。しかも、日付の経過があるため、すべてのキャラのイベントを同時に追えない仕様になっており、全員の悩みを見るためには周回プレイが必須だったりします。(とはいえ、個人的には興味のあるキャラだけ見ればいいと思いますが)
もちろんこの3人だけでなく、町にはいろんな悩みを抱えた人が溢れていて、それは必ずしもメイが答えを出せるようなものではありません。それでも日々は進んでいくし、誰かは答えを出して動き出す。そうして少しずつ町の様子が変わっていく……これはそんなゲームです。

自分でもどうにもできないココロを抱えたメイは、果たして成長するのかしないのか? それを決めるのは、プレイヤーなのかもしれません。
ミニゲームもいろいろあるよ
任意のタイミングでプレイできるのは、メイのPCから遊べるデーモンタワーくらいかな? 結構ちゃんとしたアクションゲームで、進めておくとこれを一緒に遊んでいたとあるキャラから何かしらあるみたいです。咲村は難しくてクリアできず!
いろんなテーマを内包しているゲームだけに、遊んだあとに考察を見るのもまた楽しいと思います。あるいは、自分なりの考察をまとめるのもいいですね。もし書いたらぜひ宇宙までご一報ください! 飛んで見に行きます(ノ∀`*)
それでは最後に好きなシーンを貼って終わります。
さて、来週は別のゲームを紹介したいと思います。お楽しみに!

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