#120 デイグラシアの羅針盤「せんたくしどこ?」編【ゲームで勉強したいんです。】

とても読み応えのあるテキストアドベンチャーゲームです。

 どうもこんにちは! しばらく更新したりしなかったりになりそうな咲村です。今回は「デイグラシアの羅針盤」を紹介したいと思います。元々は同人作品だったようですが、咲村は移植されたSwitch版をプレイしました。「Dear My Abyss」と同様に、とにかく面白そうな気配を感じて買ったので、プレイするまでどんな内容かまったく知りませんでした(笑)。

ストーリーのオチなどのネタバレはありませんが、スクリーンショット自体にネタバレ要素が含まれる場合もありますのでご注意ください。

システム的には非常にオーソドックス…と思いきや?

 まずはいつもどおりタイトル画面から。

タイトル画面

シンプルだけどいいですね、海の底って感じ

コンフィグ

必要なものは全部ありますね

 メニューにある「EXTRA」の項目は、現時点では見ても意味がなかったので、早速ゲームを初めていきましょう。
冒頭
冒頭
冒頭
冒頭
 開始早々に船沈没のお知らせ(笑)。
さきむら
え!!!?!!
 これは一体何をする話なんだ?と首を傾げながら読み進めると、現時点では船――深海遊覧船<SHEEPⅢ>の沈没から58時間後で、誰かが車でどこかに向かっている最中のようです。このオープニング、実はかなり終盤にならないと意味がわからないようになっています。なので、あまり最初は深く考えずに読み進めるのがいいかと。

 そしてここでふとログのことを思い出し、おもむろに確認する宇宙人。

バックログ

きっちりデザインされていてとても見やすいですね!

 この謎の人物のエピソードが終わると、もう1度丁寧にSHEEPⅢの状況が伝えられ、改めてタイトルが出ます。
冒頭
冒頭
冒頭
 この船の事故を捜査する話なのかな?と思いながらさらに読み進めると、なにやら様子が…。
冒頭
冒頭
冒頭
冒頭
 なんか人物紹介が始まったんですけど!? どうやら今、船に乗りこむところらしいです。出港に向けてのあいさつなどが行われている……つまり時間が戻っている?(まだ話がわかっていない)
さきむら
次々と視点が動いてわかりづらい…
 正直この冒頭を見て、かなり心配になりました。この先もこの調子でキャラが切り替わっていったら絶対混乱しちゃうなぁと。でも、その心配は杞憂でした。本編では基本的に1人の視点で描かれていたので、混乱はまったくなかったです。また、本編ではこんなふうにシルエットでなく、ちゃんとキャラの立ち絵があります。今回はあえて見せませんが!

 そして自分(視点)のキャラに戻ると、自分も船に乗りこむことになり、そこで名前を聞かれます。

冒頭

最初は適当に名づけました

 プレイヤーの名前を聞いてくるゲームなんていくらでもあるので、あまり深く考えずに入力しましたが、実はこれ、すごいシステムなんですよ。咲村はそれに気づいた時とても感動したので、ぜひ地球人のみなさんにもその感動を味わってほしい!(笑)

 と一方的なお願いを書いたところで、また場面が切り替わります。

冒頭

これ見て、一瞬Switchが壊れたのかと思った(笑)

 このゲーム、場面や時間の切り替わりでちゃんと日付や時間が出てくれるんですが、これはいつだかさっぱりわからないですね。しかし実は、この白い部屋で語られることが、このゲームの内容を表していたのです。
冒頭
冒頭
さきむら
ファッ!?
 どこからどこまでがそうなのかわかりませんが、これから船に乗ってあれこれすることは現実ではない? 保存されていたデータを元に再構築された世界で、どうしたらみんなを助けられたのかを調べる、助けられる方法があったのか探す、ということらしいですね。

伏線がきれいに繋がっていくのが素晴らしい

 ――と、とりあえずいつもどおり冒頭の紹介をしてみましたが、おそらくまったく伝わっていないと思います(笑)。実際にこうして紹介を書く段階になっても、どうやって紹介しようか悩んでいるところなのです。いっそ他の地球人の紹介を見てほしいくらい。

 仕切り直して内容をわかりやすく紹介すると、この物語の大半はSHEEPⅢという船の中のエピソードです。この船は、深海遊覧船というだけあって、潜水艦のようにかなり深く海中に潜ることができます。で、迎えた処女航海の折に、海の底に沈没してしまうのです。そして、冒頭に語られていた内容は、生存者は2名であるということ。

 主人公はその事実が受け入れられないのか、どうしたらみんなを助けられたのかと今でも考えており、それゆえにバーチャルな空間で方法を探そうとしている模様。つまり、主人公も生存者の1人なわけですね。(このあたりは本当に冒頭で出てきますので、ネタバレではないと思います)

 ここまで読んで、深海に取り残された人々の物語ということで「Ever17」を思い浮かべた人もいるのではないでしょうか。実は咲村もそうだったのですが、このゲームの製作者さんたちは「Ever17」が大好きで、あえてオマージュする内容にしたらしいです。とはいえ、一部のモチーフが同じであるだけで、内容的には全然違いますのでご安心を。(むしろ「Ever17」を知っているとちょっと惑わされる要素があるような…笑)

 個人的には非常に楽しめたので、あまり情報を出したくないゆえにこんな書き方になっております。科学的な小ネタ満載で、しかもそれが全部あとから生きてくるような、よくこんなシナリオを組み上げたな~と感動を覚える出来なんです。同人のレベルとはとても思えません。

 もちろん、これはちょっと…という部分もなくはないのですが、咲村的にはストーリーが面白かったとりあえず許せる感じなので(そのへんのジャッジが緩い宇宙人です)、そういう意味ではまったく問題ない、テキストアドベンチャーや空想科学系が好きならおすすめできる内容だと思います! 興味がありましたらぜひ遊んでみてください。

 さて、来週は別のゲームを紹介したいと思います。お楽しみに!

さきむら
それではまた来週に~

(C)カタリスト/Regista