キャラと史実を大胆に改変――でもそこがいい!
どうもこんにちは! Switchのカバーとプロコンだけ先に購入した咲村です(笑)。多分来週には本体を買う……かな? というわけで、今回も「雷子」の紹介の続きを書きたいと思います。前回は冒頭の流れと戦闘について書きましたので、今回はそれ以外について。
キャラクターの魅力がすごい
元ネタが三国志なので、一度でも三国志をかじったことのある人なら知っている名前のキャラクターが次々と登場します。前回も書いたとおり、終盤までは史実をなぞっているので、知っている人には退屈なストーリーではないか?と危惧されるかたもいるかもしれません。
ですが、オリジナルの主人公であるキョウと、一部女体化された武将たちによって見事に飽きさせない内容になっているのではないかと思います(笑)。女体化してある基準が咲村にはよくわからなかったのですが、楽しめたということはちょうどいい人選だったんでしょうね! ちなみに、女体化していないキャラクターは大抵イケメンかオッサンです(わかりやすい)。
実はクリア後に幕間的なおまけエピソードも収録されているのですが、キャラクター主体のその話を面白く読める時点で、キャラの魅力がしっかりと出ていることがわかるのではないかと思います。書き忘れていましたが、全キャラボイスつきで喋ってくれますよ!
あと、もしかして気にしてくださっている人もいるかもしれないと思い、これも用意しておきました。
ああ、あとひとつ注意しておきたいのは、前回も書きましたが、三国志なのでどんなにお気に入りのキャラでも結構さっくり死にます(笑)。そこは仕方がないので、一度割り切っていただければと……一度ね?
史実を塗り替える物語が圧巻!
雷子の物語は、蜀から始まり、呉、魏と続いていきます。
本来三国志のキャラクターではないキョウが、なぜこの世界にやってきたのか、その役目はなんだったのか、そもそもキョウは何者なのか――ちゃんと明かされてきれいに終わります。それだけでもストーリー好きには評価が高いですね!(笑) 本当にお見事なストーリーの畳みかたでしたし、終盤は戦闘もちゃんときつくて、手に汗握りました。
こちらも前回も書きましたが、戦闘に負けても軍としてレベルがあるので、いずれは勝てるようになっています。親切! ラスボス戦に至っては、

しかもこのゲーム、ストーリーのあとにもお楽しみがあって、↑でもちょっと書いた幕間的なエピソードの他、スタッフロールでもめちゃくちゃ笑いました。全力でプレイヤーを楽しませようという姿勢が素晴らしいですね(笑)。
演出面はもうちょっと頑張ってほしい……!
褒めるだけ褒めて終わるのも嘘くさいので(笑)、個人的に直してほしいなと思った部分を書くと、演出面全般です。基本がアドベンチャーゲーム的画面構成なので、そもそも演出自体が少なくてすむ感じではありますが、たとえば作戦の話をしているときなど、実際の地形などを表示してもらえれば理解しやすかったり、どこそこに行くという話のときに地図を出してもらえれば距離感なども理解できただろうな、と。
このあたりは、三国志ファンなら別になくても問題ない部分ではあるのでしょうけど、咲村のようにぼやっとしかわからない人間からすれば、いまいち話についていけない部分がありました。あとは、大事なシーンにはちゃんと一枚絵が用意してあるのでよかったのですが、やっぱりもう少しキャラが動いたりしてもよかったんじゃないかなぁと。……贅沢な要望ですね(笑)。
この雷子のシリーズは4部作を想定しているようで、現在は2作目の「紺碧の章」まで出ています。が、公式サイトがすでにないことといい、続編は絶望的なのかと思いきや、公式Twitterはまだ動いているようで、現在は小説版を執筆中みたいです。続編は小説になるのかもしれないですね。楽しみに待ちたいと思います。
なお、「紺碧の章」のほうは買ったのは早かったけれどまだプレイできていないので(笑)、またあとで感想を書きたいと思います。面白いのはわかっているので、今度は早めに……!
さて、次回はまた別のゲームを紹介したいと思います。お楽しみに!
今週のDQⅩコーナー
現在これを書いている時点でアプデ直前ということもあり、今回はお休みです。待て次回!(笑)

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