全体的に不親切なんだけど、わかると面白いパズルゲームです。
どうもこんにちは! 「不親切」ってゲームを人にすすめるときの言葉じゃないよね?と我ながら思う咲村です(笑)。でもね、逆に言えば最初からそれを理解してやれば楽しめるゲームなわけですよ。というわけで、今回は「Flood of Light」を紹介します。咲村はSwitch版でプレイしましたが、スマホとかでもできるっぽい?
のっけから不親切のオンパレードでした(笑)
これ、雰囲気がよさそうだったのと、安かったのでなんとなく買ってみました。「光」を利用するパズルゲームが多いなか、どう差別化しているのか気になった部分もあります。で、実際にプレイしてみて、パズル自体は面白いし雰囲気も音楽も(特にピアノ音が好きなので)とてもよかったのですが、冒頭から何度も書いているとおり(笑)「不親切」なところが本当に惜しい。
なので、これから遊ぶ人がスッと入っていけるようにという願いもこめて、あえて不親切な点を説明していこうという趣旨の記事です。興味があればおつきあいください。
ではさっそく、いつものようにタイトル画面を見ていきましょう。
最近の多言語化されているゲームは、自動で日本語に設定されていることが多いため、ちょっとびっくりしました。もしそのままゲームを始めていたら、チュートリアルが英語で出て初めて「あれ?」と思うんじゃないでしょうか。
最初から日本語に設定しないならせめて、わかりやすい位置に言語変更できるボタンを置いておいてほしいところなんですが……とりあえず操作方法を理解することは諦め(笑)、その下の「System Settings」を見ると、そこにありました。
では気を取り直してゲームを進めていきましょう。まずはチュートリアルステージですね。
しかもこの白い円が結構色が薄くて、最初気づかなくて「なんで引き寄せられないんだろう?」と悩んでしまいました。……いえ、私が先に進みすぎてからYボタンを押したのが悪いんですけど(笑)。逆に言えば、指示どおりしていてもその大事なポイントに気づけないってことなんですよね。
あと実はこのチュートリアルにはもうひとつ不親切ポイントがありまして。最初なのにいきなり何個も光の玉をゲットさせられてますよね? んで、先に進むと――
こういうゲームの場合、手持ちの光の数とケージの数から考えて行動するのが大事になってくるので、最初は1つの光を1つのケージに、次は2つの光を2つの隣り合ったケージに、と段階を踏むと自然に理解できると思うのですが、このゲームはそこをすっ飛ばしているのです。
で、この「本当に基本的な動作しか教えてくれない」(笑)チュートリアルステージが終わると、ステージ選択などができる場所に移動します。そしてここにも不親切ポイントが潜んでいました。
いちばん右には双眼鏡がありますが、これの意味が最後までわかりませんでした(笑)。水が引いていく様子とか、光の柱の立ち具合とかを見ればいいのだろうか……。
しかし、それよりもなにより咲村が困ったのは、

で、悩んだ結果右の入り口から入ってみたんですけど、結論からいえば失敗でした。エレベーターで進んだほうにチュートリアルの続きがあったので、最初に行くのはそっちが正解なんだと思います。右側はすぐ進めなくなって戻ってきました(笑)。
これ、どうして最初から開けておいたんでしょう? せめてエレベーターで○階までクリアしたら開く、とか条件つけてくれれば、誰も悩まずにすむと思うんですが。――というわけで、これからやる人はエレベーターに直行しようね! 宇宙人との約束だよ!!(笑)
余談ですが、他の人のプレイ動画を見たら、やっぱり初見で右に入った人がいましたよ。エレベーターが閉まって見えるのが問題なのかも。いえ、エレベーターだから扉が閉まっているのは当然なのですが(笑)、そもそもエレベーターだということが見た目からはわからないのでね……。入ろうとしてボタンを押すと階数選択が出るので、そこでやっとわかる感じです。
ようやく本編のスタートです
右の入り口から入った記憶はなかったことにして、いよいよ本編のスタートです!(笑) とはいえ、前述したとおり、実はまだチュートリアルの途中みたいな感じでしたので、説明がちょいちょい出ます。
そして進んでいくと、新たなギミックが登場します。
そして、枝についている光の玉にも移動可能エリアがあって、その範囲内のなかにあるカラのケージになら移動できる、ということなんですね。この場面では、そのままでは届かないので届く場所にあるケージに光を移して吸う、という一連の流れのチュートリアルのはずですが、繰り返しますがそんな説明はまったくありません(笑)。
チュートリアルは見てのとおり必要最低限の内容。細かいことはプレイしていくうちにわかる? いえ、このパズルは最初から理解していないとおそらく楽しめません。正直咲村も、ちゃんと仕組みを理解するまでは、面白さがわからなくて最後までプレイできるか不安でした。

この説明がまた、非常にわかりにくいんですよね(笑)。訳のせいもありますが、こういうゲームのチュートリアルはやっぱり文字じゃなくて実際に動いて見せてくれたほうがわかりやすいんですよ。
この説明がなにを言いたいかというと、上の2行は「自分が複数の光の玉を持っている場合、選んで1個ずつ使うことはできず、移動させると全部の光が一気に移動するよ!」ということ。
下の2行はぶっちゃけ前のチュートリアルと同じ内容を言いまわしを変えて言っている感じですね(笑)。「枝にある光の玉は、移動可能範囲内にあるカラのケージを灯すのに使える」ということです。どうしてこの内容がもう1回登場したのかというと、一定間隔で並んでいるカラのケージに光を灯していく行動が、この「枝についた光の玉を使う」ことを連続して行っている現象だからです。
これが理解できると、灯したい数の分だけ光の玉を持っていないとそれができない、ということも理解できるのですが、繰り返しますがそんな丁寧な説明などありませんので(笑)、多くの人がチュートリアルに沿って無意識に行うと思われます。
さて、どうしてここまでそのことを気にするかというと、このチュートリアルコースのなかに、それがわかっていないと罠に嵌まるエリアがあるからです(笑)。それがこの次に待っています。
で、パッと見このエリア、非常に簡単です。移したいケージに光がすでに入っていると、光が移動できないという説明が書かれていますよね。なので、下側のケージなら主人公の干渉可能範囲内なのでそれを吸って、上の枝の光を下に移すという流れです。流れなんですけどね――

でも、先述のとおり、2つの光を同時に持ってしまうと、1つずつ移動することができなくなってしまいます。そこで咲村は、下の光を吸ったあとに移動して奥のケージを灯し、戻って枝から下に下ろした光を再び吸って、それで石碑まで光を灯そうとしましたが、何度試しても光がそこまで伸びません。
どうしてそういうふうになったかといえば、ここまで説明してきたとおり、チュートリアルがあまりにも表面的な動作しか教えてくれなかったから。連続でケージを灯すシーンでは意識せずとも必要な数を持たされていたので、全然気にしていなかったのですね(2回目)。
でもね、ちょっと待ってください。そもそもこのエリア、奥に紛らわしいケージが置かれていなければ、こんなふうに超簡単なパズルで詰まることなんてなかったはず。じゃあこのケージは一体なんなのかというと、なんと「やりこみ要素」でした。
というか、やりこみ要素ならこんな紛らわしい場所に置かないで、石碑の奥に置いてほしいです。手前に置くならちゃんとした説明が欲しい。仕方なくネットで調べたら、このマークが入ったケージはエリアの至るところにあり、すべてのそれに光を入れた状態でクリアするとコンプ、ということになるようだ。
そのケージを灯すには普通にプレイするだけでは駄目で、きちんと最適化された行動を取らないと灯すことができないため、やりこみ要素になっているわけですね。この最初のエリアの場合は、先にそこを灯すのでなく、光を2つ持った状態で石碑まで光を伸ばしたあとで、下側の光を吸って奥に灯すのが正解、ということでした。
ほんとこのゲーム、入り口が2つあった件といい、ちょっとしたことでユーザーが引っかかりそうなことをわざとしてるんじゃないかという気がしてきます(笑)。ただ、パズル内容をちゃんと理解しさえすればほどよい難易度の面白いパズルなんですよ。咲村もルールを理解してからやっと楽しくなりました。
手紙によって明かされていくバックストーリー
さて、↑のスクショを見ていただくとわかるんですが、右側にポストのようなものがありますよね。これはエリア選択のステージにあったものと同じですが、これに手紙が入っていて、このゲームの背景が徐々に明かされていきます。
あとは各エリアにいるロボットたちも、ちょっとしたヒントを教えてくれます。
まあ最大のガッカリポイントはエンディングの演出なのですが……みんな酷い酷いと書いていたので、どれほどのものかと楽しみにしていたのですが、思った以上にあっさりしていました(笑)。道中の手紙の内容のほうがまだ凝っていましたね…。
実はこのゲームは、全体的に操作感もあんまりよくありません。動作がモッサリしているし、自動的に動いたあとにスティックの移動をスムーズに受けつけてくれません。あと、Rでの光召喚は本当に操作しづらいので、Switch版なら光を移す操作は断然タッチがおすすめです。
あ、なし崩し的にまとめに入ってしまって入れ忘れましたが、階が終わるとリザルト画面が出て、次の階がオープンする仕組みです。
――というわけで、いろいろ不親切な不満点を書いてきましたが、最初にも述べているとおりパズル部分は問題なく面白いし、雰囲気も音楽もとてもいいと思いますので、ここまでのチュートリアル補足を見て気になったらぜひ遊んでみてください!
最後に、咲村がちょっと笑ってしまった場所を紹介して終わりたいと思います。
さて、次回はまた別のゲームを紹介します。お楽しみに!
今週のDQⅩコーナー
ストーリーを終えた宇宙人は現在、週1のレベリングをしながらやっていなかったクエストを消化しているところです。なので、今回はクエストの最中に撮影したスクショを紹介したいと思います。
続いて、すっごく久々にブオーンの体内に行ってきたんですよ。正直入り口すら忘れていました(笑)。

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